君は百まで僕は九十九まで

健やかに歳を重ねていけますよう、様々な雑記を取り扱って年齢不詳を目指すブログです。

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浮気心としょっぺぇラーメン

私の最も古い記憶は『父親の浮気現場を黙認していた自分』

なのですが幼い頃の記憶、覚えている事と覚えていない事がありますよね。

ヒトは赤ちゃんの時の記憶をもっていないらしく
これを幼児期健忘と言うそうです。

2歳~3歳頃までは海馬が未完成で記憶や空間学習能力が未熟な為
脳が覚えていても検索失敗になり思い出せないという事態になる。
エピソードとなる記憶が形成されるのは3歳頃からなのでその頃の記憶が思い出せるもっとも古い記憶となる。

大抵、覚えている時というのは強烈に印象に残るとかそういう事なんだろうけど私の場合は昔、父親にある女の人の部屋に連れて行ってもらいました。

風景はラーメン屋さんの上にあるアパートで髪の長い若い女の人に
シンクの下の戸棚からジュースとお菓子を出してもらった。

後にも先にも覚えているのはそれだけ。別に強烈でもなんでもない記憶。
それから数年後、突然思い出した。


きっかけとなった出来事は特になく、その日は私の誕生日の前日で夢からも知れないけど以前にそんな事があったと母親に言ってみた。この時は後の惨劇なんて考えもしなかった

その夜、父親の浮気を問い詰める修羅場になった。父親は私の見た夢だと主張。夢だったとしたら父親としてはとんだとばっちりだし、私の密告のせいで血で血を醜悪な言い争いが起きてしまい、私はじこけん(自己嫌悪)に陥ってた。

確かに不確定要素の多い幼児期の記憶の話だし、母親に密告する上で「夢かもしれない」と付け加えているのだから私は悪くない。ここまで火が大きくなったのは普段の父親のおこないのせいだろう。と、子供ながらに妙に納得をした。

確かに父親はイケメンに部類できる容姿だったと思うし、週末しか家にいないところを見ると女はいたと思う。

結論:若い女の家に子どもを連れて行ったのは末っ子の見た夢である

その場はそれで収まったのだが次の日の私の誕生日にまで影響を及ぼしたのは言うまでもない。両親はしばらくの期間、夕食時にケンカをしていた

あれは「他言無用の夢だったんだ」

私は夢かもしれない出来事を言ってしまった事を本当に酷く後悔しあれは夢を現実と勘違いしただけだったんだと思うようになっていた。

 

 

その後、別件で浮気は発覚。

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この時の父親の愛人はまた別の女性だった訳ですが(笑)

以前、ラーメン屋の上のアパートに愛人がいたという事は、母親の粘り強い調査により突き止められていたという。
しかもそのラーメン屋で私は母親と一緒にラーメンを食べている(笑)
調査の途中で食事をしたのでしょう。

どうりでしょっぺぇラーメンだと思ったのは仕方がない。

あの時のラーメンは味濃い目にしたわけでもないし、ましてや店主の指入りだったわけでもないのにやけにしょっぱかった。
「あれ、これ私の涙じゃね?」
無意識に涙が頬を伝った…ってドラマのような事はなかったが。


まさか、自分の最も古い記憶は父親の浮気現場を黙認していた事。だったなんて夢にも思わなかった。

そこで夢で見たラーメン屋だったと気がつかなかったのは不思議ですが幼い頃の記憶は夢ではなく、現実だったと判明。

浮気相手のところへ子供を連れて行くなんて
小さいからどうせ覚えていないと、甘く見すぎたのでしょう

みなさん、子どもは自分たちが思っている以上に物事を見て考え、そして記憶しています。 子供の前でみっともない姿は見せれませんね。 

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おしまいっ