あの時のラーメンは味濃い目にしたわけでもないし、ましてや店主の指入りだったわけでもないのにやけにしょっぱかった。 「あれ、これ私の涙じゃね?」 まさか、自分の最も古い記憶は父親の浮気現場を黙認していた事。だったなんて夢にも思わなかった。
その時、かわいい妻は私の秋風になびく鼻毛を見ていた。なるほど、夫婦円満に鼻毛は邪魔かもしれない。機能性を考えれば優秀だし、身体にとって有害なモノを体内に侵入させないようにしている瀬戸際のストッパー。むしろ良い奴なんだけど出てるとやっぱりイ…
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